2015年1月21日水曜日

「メディア_アート_アクティビズム | 現代主義の現場から」

「メディア_アート_アクティビズム | 現代主義の現場から」
というシンポジウムに行ってきました。

東京芸術大学の人材育成プログラムの一貫として行われた講演会で、
登壇者は清恵子さん、という、東欧、ドイツ、東南アジアを中心に活動しているキュレータ、メディアアクティビスト(要は革命家みたいなもん?)でした。

東欧の共産主義/全体主義下におけるアーティスト、メディアがどのように活動してきたか、というのをその作品を鑑賞、参照しながら当時の話を振り返る、というような内容で、あまり体系だったものではありませんでした。

個人的には全く考えたことが無い領域だったので、なかなかに知識的面白さはありましたが、自身があまり最近政治的な内容について考えがいかないこと、話が長かったり自分がお腹いたくなったりで、まぁまぁ、という印象。

とは言え、語られた事実(本人が実際に革命の現場を経験してきた)のraw感、見せられる映像のある種のショッキングな感覚、世界史情勢、昨今のデモとの連関など、波及的に考えることは多そうでした。

あ、あと個人的には東欧がらみで、東欧のアニメが良い&おもしろいことは昔から知ってたんだけど、
こんな展示をやってたことを後から知り、後悔しました。



参考リンク
Keiko Sei

geidaiRAM 今日の主催者
「リサーチ型アートプロジェクトのための人材育成事業」らしいです

冒頭Video Infermental 

香港デモ→ファイアチャット
FireChat



spartakiad
チェコスロバキアのマスゲーム。この映像は中々ショッキングかつ面白い。

プラハの春

ビロード革命/ベルベット革命








友人の facebookへの投稿が面白かったので、要点のみ借用。
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パリの銃撃事件に関して書いている人は結構いるけど、中でも目に留まったものいくつか。日本人が書いた日本語のものばかりですが。
言ってしまえばテロなんて毎月のように起こってるにも関わらずこの事件の波紋が大きく伝わるところに、物を書く人たちの当事者意識を嗅ぎ取ることは可能でしょう。
ただ、論点の設定は人それぞれで、私がこうしていろんなものを読もうとしてしまうのもそのせいかと思います。
パリ銃撃、殺された風刺漫画家たちの知られざる日本との交流が明らかに
http://www.huffingtonpost.jp/ju…/caricaturist_b_6440858.html
交流の合ったジャーナリストへのインタビュー。
「許す」と「赦す」 ―― 「シャルリー・エブド」誌が示す文化翻訳の問題
http://synodos.jp/international/12340
事件後に(ある意味では懲りずに)出したシャルリー・エブド最新号の表紙を解題している。これは面白い。
でもやっぱりこんなにハイコンテクストなものの意図をみんな深く洞察できるのかという疑問は浮かぶ。
フランスの新聞社 シャルリー・エブド襲撃事件について
http://blog.goo.ne.jp/ii…/e/0d68f604177d2bdeb387e20a5dc9afb0
パリ在住の人の事件を受けてのブログ記事で、住んでる人の感じた空気と在住してきて考えてきたことが照らしあわせて書かれている。
これはテロでなく集団殺人事件だ Parisシャルリ・エブド襲撃事件を斬る-藤原敏史・監督
http://www.france10.tv/international/4581/
風刺漫画の意図はそれなりに汲みつつも、受容のされ方や事件を受けての社会の動きには批判的。
嫌イスラームの再燃を恐れるイスラーム世界
http://www.newsweekjapan.jp/column/sakai/2015/…/post-901.php
案外と少ない「イスラム教徒の立場としてはどうなん?」という話に触れた記事。最近のトピックの羅列となっていて論旨はそれほど明確でない。
仏風刺芸人、検察当局が捜査対象に=「俺はクリバリ」とネットに書き込み
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201501%2F2015011300051
ああこういう人もいるのね、という感じ。
「風刺の精神」とは何か?~パリ銃撃事件を考える
http://www.labornetjp.org/news/2015/0115kikuti
これまで掲載されてきた漫画の変遷を辿ったあとで「言うたかてイエローペーパーの類やん」という身も蓋もない批判をしている。
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